発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008030706
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
-20℃で凍結保存し、試験24時間前に常温で解凍した豚脛骨・足趾屈筋腱を使用し、軟部組織用インターフェレンススクリューで固定した移植腱に対するコンパクション法の効果を2群(コンパクション群(C群)、イクストラクション群(E群)各10肢)に分けて検討した。スクリューの挿入トルクは2群間で有意差なかった。伸び変化はE群よりC群の伸びが少ない傾向であったが有意差は認めなかった。最大破断強度、剛性も2群間で有意差を認めなかった。破断様式はE群は10肢全てが骨孔から腱が引き抜けたのに対し、C群では腱の引き抜けが10肢中5肢(50%)であった。各計測値の相関についてはE群の挿入トルクと伸び変化に負の相関を認めたがC群では認められなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007