発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002085572
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高齢者の股関節症の発症と進行に対する腰椎後彎の有無の関連について検討した.対象は70歳以上で人工股関節全置換術(THA)を行い,資料の揃った149例で,それを手術時に腰椎後彎のあるものとないものに分け,発症から手術までの期間と,生体反応の程度の割合を比較した.その結果,THAを受ける高齢者の股関節症には,高齢になってから腰椎後彎に伴って発症し急速に進行する例が多数あり,この予防に腰椎後彎の予防が重要であることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2001