特集 高齢者脊椎疾患の診断・治療の最近の進歩
胸腰椎と腰椎 成人脊柱変形(骨切り術から多椎間LLIFへ)
森平 泰
1
,
稲見 聡
,
種市 洋
1獨協医科大学 整形外科学
キーワード:
関節可動域
,
骨切り術
,
術後合併症
,
脊柱後彎症
,
脊柱側彎症
,
脊椎固定術
,
腰椎
,
骨アライメント異常
,
最小侵襲手術
Keyword:
Lumbar Vertebrae
,
Kyphosis
,
Postoperative Complications
,
Osteotomy
,
Scoliosis
,
Spinal Fusion
,
Range of Motion, Articular
,
Bone Malalignment
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
pp.169-178
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017405469
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Summary
脊柱骨盤矢状面アライメントの理解が深まるのとともに,高齢者の脊柱変形にどのように対処して いくのかは,近年,重要な課題の1つとなっている。筆者らは,胸腰椎~骨盤にかけての成人脊柱変 形を,カーブの種類と柔軟性から5タイプに分けて術前計画を立て,さらに側方経路腰椎椎体間固 定術(lumbar lateral interbody fusion;LLIF)を併用することで,積極的に低侵襲化を試みてき た。本稿では,骨切り術からLLIFへの変遷に触れながら,成人脊柱変形の治療戦略について述べる。
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