発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002079393
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66歳女性,56歳男性.Streptococcus equisimilis(SE)による骨関節感染症2例を経験した.症例1は両膝関節の疼痛,腫脹および熱感を主訴に受診し,関節穿刺で膿様液を採取し培養したところ,SEが検出された.また,症例2は左前腕部痛を主訴とし,骨内異物除去術と骨切除術を行ったが,骨膜周囲の瘢痕からSEが検出された.いずれの症例も抗生物質の投与により良好な結果が得られたが,ヒトへの感染が稀なSEに感染した本症例は非常に珍しい症例だと思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2001