発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001262096
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71歳女.主訴は右肘関節前面の腫瘤であった.肘関節前腕の回内で疼痛の増強を認めた.単純X線像では橈骨粗面に不整を認めた.CT所見にて橈骨前外側に腫瘤陰影を認め,MRI T1強調像で周囲筋肉と等信号,T2強調像で不均一な高信号を示し,内部に線状の低信号領域を認めた.以上より軟部腫瘍を疑い摘出術を行ったところ,上腕二頭筋橈骨滑液包炎であることが判明した.術後経過良好で術後2年経過した現在,再発はみられない
©Nankodo Co., Ltd., 2001