発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001252302
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1996年以降に関連病院で腰椎椎間板ヘルニアの診断で経皮的髄核摘出術(PN)を施行した75例(男45,女30,15~40歳)を対象として,治療成績を調査し,その現状と問題点について検討した.術後成績は優22例,良29例,可14例,不可10例であり,良以上の有効率は68.0%であった.患者満足度は非常に良かった25例,良かった32例,わからない10例,良くなかった8例であった.手術当日退院33例,翌日退院25例であった.術後合併症は疼痛増悪で再入院2例,発熱2例であった.疼痛増悪の1例にはLove変法,1例に保存的治療を行い軽快した.発熱の2例は,経口抗生物質の変更により炎症反応が鎮静化した
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