発行日 2001年1月1日
Published Date 2001/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001162708
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腰椎変性すべり症を伴わない,いわゆるsubarticular entrapmentを呈し,手術を行った末梢性狭窄4例(男性:74・62・45歳,女性:50歳)を検討した.術後診断は上関節突起の腹側肥厚・偏位と外側陥凹入口部狭窄による神経根絞扼であったが,diffusely bulging annulus(Macnab)[DBA]によるventrodorsal entrapmentが強く示唆された.全例,DBA自体には手術操作を加えず,上関節突起の部分切除のみで治癒した.脊髄神経節の関与はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2001