発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2001223964
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人工股関節全置換術(THA)後感染12例12関節の治療方法,成績を調査し,治療方針を検討した.3例3関節でクリーンルーム下に手術を行い感染した,感染発症年齢は平均63歳,感染治療開始後の経過観察期間は平均5年であった.再置換未施行例5例の経過観察期間は平均5年5ヵ月,再置換施行例7例では平均2年2ヵ月であった.傷掻爬のみで感染の鎮静化を試みたが,感染は消退せず,最終的には全例人工関節を抜去した起因菌を同定できた場合は,二期的再置換術を施行し,再置換までの期間は抗生物質入りセメントビーズを使用した感染治療が有効であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001