食道癌外科治療のすべて
食道癌手術における再建法の選択
本山 悟
1
,
佐藤 雄亮
1秋田大学 食道外科
キーワード:
空腸
,
結腸
,
食道形成術
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
吻合術
,
微小血管系
,
食道胃吻合術
Keyword:
Anastomosis, Surgical
,
Colon
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagoplasty
,
Jejunum
,
Esophagectomy
,
Microvessels
pp.309-313
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017206041
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
食道癌手術における再建手術は,患者の術後経過および長期的な生活の質(QOL)に直接関与するきわめて重要な役割を担う.食道癌再建手術の最大の特徴は「腹部臓器を頸部まで挙上するその再建距離の長さ」にあり,挙上性や再建臓器の血流と同等に再建臓器の機能が重視され,これらをバランスよく備えた再建が肝要である.本稿では再建臓器の決定,そしてその後段階的に行われる再建に関するさまざまな選択について記述する.
©Nankodo Co., Ltd., 2017