進行肝細胞癌に対する治療戦略(集学的治療を含めて) 外科的治療
進行肝細胞癌に対する肝移植
大平 真裕
1
,
大段 秀樹
1広島大学 消化器・移植外科未来医療センター
キーワード:
NK細胞
,
肝細胞癌
,
肝臓移植
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍進行度
,
養子免疫療法
,
ネオアジュバント療法
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Killer Cells, Natural
,
Neoplasm Staging
,
Immunotherapy, Adoptive
,
Liver Transplantation
,
Neoadjuvant Therapy
pp.167-173
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017116846
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肝臓移植は,肝硬変に合併した肝細胞癌に対する唯一の根治療法である.ミラノ基準(単発で5cm以下もしくは3個以下で3cm以下,脈管浸潤や肝癌転移を認めない)を満たす肝癌に対する肝移植成績は非常に良好である.一方ミラノ基準外でも再発しない症例も含まれており,適応拡大が提唱されている.本稿では進行肝癌に対する肝移植について,適応およびダウンステージを含めた集学的治療の概要を述べる.
©Nankodo Co., Ltd., 2017