発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016152975
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27歳女。腹痛、嘔吐を主訴に当科を救急受診した。腹部X線・CT検査にて胃軸捻転症と診断のもと上部消化管内視鏡下に整復し、軽快退院となったが、2ヵ月後に症状が再発したため再受診した。腹部CT・上部消化管内視鏡・透視検査所見より間膜軸性胃捻転症と診断し、短期間で再発を認めたため、根治的治療が必要と判断した。本例は若年女性であり、根治性と整容性を考慮し、単孔式腹腔鏡下胃固定術を施行した。術後経過は良好で、術後3日目に退院し、半年経過した現在、再発はみられない。
©Nankodo Co., Ltd., 2016