痔核・痔瘻・裂肛ガイドラインを解説する 痔核
痔核の臨床分類,検査法
松尾 恵五
1
1大腸肛門病センター東葛辻仲病院
キーワード:
痔核
,
触診
,
分類
,
診療ガイドライン
,
視診
,
直腸診
,
肛門鏡
Keyword:
Classification
,
Hemorrhoids
,
Palpation
,
Practice Guidelines as Topic
,
Digital Rectal Examination
pp.627-632
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015271532
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『肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン』のうち,「CQ-5 痔核診断に有用な検査方法は?」と「CQ-6 痔核の臨床分類は?」について解説した.痔核の診断は詳細な病歴の聴取(問診)と肛門診察(視診,触診,指診,肛門鏡検査)によって行われることが重要である.痔核の臨床分類で汎用されているものは,内痔核の脱出・還納程度を患者の自覚症状により4段階に分けた臨床病期分類であるGoligher分類(欧米ではGrade分類と称する)が,治療法選択の指標として有用である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015