急性腹症の診断と治療
急性腹症の診断と治療の流れ
小山 知秀
1
,
坂本 哲也
1帝京大学医学部附属病院救命救急センター
キーワード:
急性腹症
,
血液化学分析
,
血液ガス分析
,
血管造影
,
触診
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
打診
,
聴診
,
消化器系内視鏡法
,
病歴聴取
,
腹腔鏡法
,
視診
,
直腸診
,
バイタルサイン
,
内臓痛
,
腹腔穿刺
,
腹部CT
Keyword:
Abdomen, Acute
,
Angiography
,
Blood Chemical Analysis
,
Blood Gas Analysis
,
Auscultation
,
Diagnosis, Differential
,
Medical History Taking
,
Palpation
,
Laparoscopy
,
Percussion
,
Ultrasonography
,
Endoscopy, Digestive System
,
Digital Rectal Examination
,
Vital Signs
,
Visceral Pain
pp.229-236
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009128809
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急性腹症とは、急激に起こる腹痛を主訴とする腹部疾患の総称である。急性腹症において重要なことは、時間をかけて確定診断を行うことではなく、限られた時間内に、まず必要最小限の検査を行い、手術が必要であるか否か、緊急性があるか否かの判断を下すことである。また、病態によっては、初期治療と診断のための検査を同時に行わなければならないことがある。
©Nankodo Co., Ltd., 2009