保存版 消化器外科領域の希少悪性腫瘍 その他の希少悪性腫瘍
腹膜中皮腫の診断と治療
西 英行
1
1岡山労災病院 外科
キーワード:
アスベスト
,
Cisplatin
,
温熱療法
,
腫瘍多剤併用療法
,
細胞診
,
中皮腫
,
腹膜腫瘍
,
Irinotecan
,
Pemetrexed
,
腹部CT
Keyword:
Pemetrexed
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Asbestos
,
Cytodiagnosis
,
Cisplatin
,
Hyperthermia, Induced
,
Mesothelioma
,
Peritoneal Neoplasms
,
Irinotecan
pp.1131-1136
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015008966
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腹膜中皮腫は腹膜中皮細胞に発生する悪性腫瘍である.臨床的には腹水型,腫瘤形成型,混合型に分類され,症状としては腹部膨満感や腹痛が多い.診断は細胞診では困難なことが多く,生検によることが多い.組織型は主に上皮型が多い.治療に関して,限局型や通過障害などがある場合は外科的切除を施行し,術後に抗癌薬などによる補助療法が行われ,びまん性に存在する場合には抗癌薬の腹腔内投与や全身投与が施行されることが多い.
©Nankodo Co., Ltd., 2014