骨盤臓器脱診断・治療のすべて
直腸脱に対するAltemeier手術
渡谷 祐介
1
,
大毛 宏喜
,
清水 亘
,
上神 慎之介
,
繁本 憲文
,
北川 浩樹
,
近藤 成
,
橋本 泰司
,
首藤 毅
,
上村 健一郎
,
村上 義昭
,
末田 泰二郎
1広島大学 大学院応用生命科学部門外科学
キーワード:
結腸切除
,
直腸脱
,
治療成績
,
手術時体位
,
肛門挙筋
Keyword:
Colectomy
,
Rectal Prolapse
,
Treatment Outcome
pp.612-615
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014215143
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Altemeier手術は,会陰式直腸S状結腸切除術に前方肛門挙筋形成術を付加した術式で,直腸脱に対する会陰式術式として米国で第一選択となっている.再発率の面では経腹式手術と比べ劣るものの,より低侵襲で合併症の少ない術式であり,肛門挙筋形成術により術後便失禁の改善効果が期待できる.本稿では,本術式を安全に施行するうえでのポイントを示しつつ,手術の流れと周術期管理について概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2014