超高齢者に対する外科治療の問題点
超高齢者に対する肝・膵手術の問題点
七島 篤志
1
,
阿保 貴章
,
荒井 淳一
,
永安 武
1長崎大学 腫瘍外科学
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
膵切除
,
膵臓腫瘍
,
治療成績
,
リスク評価
,
80歳以上高齢者
Keyword:
Aged, 80 and over
,
Hepatectomy
,
Liver Neoplasms
,
Pancreatectomy
,
Pancreatic Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Risk Assessment
pp.514-519
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014162871
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消化器手術の中でも侵襲度の高い肝膵手術が,近年高齢者さらには80歳以上の超高齢者で増加傾向にある.高齢者手術では,術前全身状態や臓器機能が良好であっても,併存疾患や回復力の遅れによって術後合併症頻度や在院日数ならびに長期のquality of life(QOL)維持への影響が大きく懸念される.肝膵手術における高齢者適応基準が確立していない現状で,客観的なリスク評価が必要である.高齢者における肝膵手術の自験例を検討しその現状と問題点について述べる.
©Nankodo Co., Ltd., 2014