大腸癌肝転移up to date
大腸癌肝転移の疫学と診療ガイドラインについて
植竹 宏之
1
,
石川 敏昭
,
石黒 めぐみ
,
杉原 健一
1東京医科歯科大学
キーワード：
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
腫瘍多剤併用療法
,
大腸腫瘍
,
アジュバント化学療法
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
生存期間
,
FOLFOX Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hepatectomy
,
Liver Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Folfox Protocol
pp.799-803
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013320651
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わが国,National Comprehensive Cancer Network(NCCN)およびEuropean Society of Medical Oncology(ESMO)のガイドラインに共通する大腸癌肝転移の治療戦略は,(1)肝転移巣,肝外転移巣,原発巣すべての治癒切除により予後が延長する,(2)術後の再発率が高いので化学療法を考慮する,(3)焼灼法や肝動注などは切除の代替的治療法であり適応は限定されるの3点である.ESMOガイドラインではneoadjuvantやconversion therapyといった化学療法のより積極的な介入が推奨されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013
