癌治療の選択-治療効果と治療費
大腸癌の治療効果と治療費 費用対効果を考える意義
石黒 めぐみ
1
,
植竹 宏之
,
石川 敏昭
,
杉原 健一
1東京医科歯科大学
キーワード:
Fluorouracil
,
Leucovorin
,
医療費
,
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍再発
,
大腸腫瘍
,
アジュバント化学療法
,
治療成績
,
費用効果分析
,
Capecitabine
,
Oxaliplatin
,
Tegafur-Uracil
,
TS-1
,
大腸切除
,
生存期間
,
FOLFOX Protocol
Keyword:
Capecitabine
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Leucovorin
,
Fluorouracil
,
Health Expenditures
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Oxaliplatin
,
Folfox Protocol
pp.31-37
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013104320
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大腸癌患者数の増加,新規薬剤の登場などによる生存期間の延長に伴い,日本における大腸癌治療に係る医療費は増加している.複数の治療選択肢がある場合には,有効性・安全性に加え,医療経済性が治療選択の要素の一つとなりうる.大腸癌の補助化学療法では,対象の選択,レジメンの選択に際し,臨床面での検討に加え費用対効果を示すことが,その選択の効率を評価するのに有用である.また,バイオマーカーなどによる治療の個別化は,無用な副作用リスクを減らすとともに,費用対効果を上げるのに有用である.
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