栄養管理を究める
総論 消化器疾患における栄養療法の種類・選択・使用法
大村 健二
1
1山中温泉医療センター
キーワード:
Crohn病
,
肝炎
,
肝硬変
,
消化器疾患
,
食道切除
,
膵炎
,
膵頭十二指腸切除
,
大腸炎-潰瘍性
,
短腸症候群
,
栄養管理
,
栄養失調
Keyword:
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Digestive System Diseases
,
Hepatitis
,
Liver Cirrhosis
,
Pancreatitis
,
Short Bowel Syndrome
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Esophagectomy
,
Malnutrition
,
Nutrition Therapy
pp.692-695
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011265850
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消化器疾患の診療では、消化・吸収能や合成能の障害程度、栄養素の貯蔵能の変化、消化管を安静にする必要性の有無などを評価・判断する。消化管の利用が可能である場合、安易な腸管の安静は避ける。早期経腸栄養が治療成績を向上させる疾患・病態では、その時機を失しない。さらに、各種経腸栄養剤の特徴を把握し適切に用いる。消化器切除の既往を有する症例では、臓器欠落症状として出現する栄養素欠乏を正しく理解し対処する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011