栄養管理を究める
総論 消化器疾患における完全静脈栄養(TPN)管理とリスクマネジメント
井上 善文
1
1川崎病院 外科
キーワード:
ビタミン欠乏症
,
中心静脈カテーテル法
,
肝臓疾患
,
高血糖症
,
脂肪肝
,
消化器疾患
,
低血糖症
,
リスクマネジメント
,
中心静脈栄養
,
リフィーディング症候群
Keyword:
Catheterization, Central Venous
,
Avitaminosis
,
Digestive System Diseases
,
Fatty Liver
,
Hyperglycemia
,
Hypoglycemia
,
Liver Diseases
,
Risk Management
,
Parenteral Nutrition, Total
,
Refeeding Syndrome
pp.696-701
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011265851
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適切な栄養管理を実施するためには、完全静脈栄養(TPN)は不可欠であるが、現在はTPNキット製剤の普及が逆に輸液組成や投与量、管理技術に対する関心を低下させて、医療従事者の静脈栄養に関する知識・技術のレベルが低下している。画一的な輸液処方をすれば問題は起こらないという考え方では、有効な栄養管理は実施できない。TPN管理におけるリスクマネジメントの基本は臨床栄養教育を充実させることである。
©Nankodo Co., Ltd., 2011