胆嚢を究める
検査 胆嚢のCT/MRI
高橋 靖
1
,
須山 正文
,
崔 仁煥
1順天堂大学 消化器画像診断研究室
キーワード:
過形成
,
感度と特異度
,
MRI
,
X線CT
,
胆嚢
,
胆嚢腫瘍
,
膵胆管合流異常
Keyword:
Gallbladder
,
Gallbladder Neoplasms
,
Hyperplasia
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Sensitivity and Specificity
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.491-495
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011199018
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Multidetector-row CT(MDCT)の登場により、薄いスライス厚で広範囲を短時間で撮影可能となった。このことから、multiplanar reformation(MPR)などにより任意の断面で微小な病変を描出することも可能となってきた。またMRIは高組織分解能および高濃度分解能を有していることから、胆嚢疾患においてMR胆管膵管造影(MRCP)などで有用となっている。胆嚢病変の可動性や隆起性病変の性状や深達度などに関しては超音波検査に劣るが、客観的で周囲臓器を同時に評価可能なCT/MRIは胆嚢疾患に必要な検査である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011