外科医必読interventional radiology
Vascular interventional radiology 肝以外の動脈塞栓術
渡邊 晶子
1
,
神武 裕
,
古井 滋
1帝京大学 放射線科
キーワード:
インターベンショナルラジオグラフィー
,
骨盤骨
,
出血
,
消化管出血
,
塞栓術
,
動脈瘤
,
骨盤骨折
,
腎外傷
,
脾外傷
Keyword:
Aneurysm
,
Embolization, Therapeutic
,
Hemorrhage
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Pelvic Bones
,
Radiography, Interventional
pp.806-814
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010289011
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肝臓以外の腹部領域における動脈塞栓術のうち、内臓動脈瘤、仮性動脈瘤、消化管出血、外傷、医原性出血、産科出血など出血に関連した塞栓術は重要な役割を担っている。出血以外では機能亢進の改善や廃絶、腫瘍の治療、症状の緩和などに対して動脈塞栓術が行われる。病変の性状を把握したうえで血管解剖や血流を正確に評価し、適切な器具や塞栓物質を選択することが肝要である。本稿では肝臓以外の腹部領域の動脈塞栓術について、出血に関連した病態を中心に解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010