知っておくべき消化器手術の再建法
噴門側胃切除術後の再建法
貝崎 亮二
1
,
六車 一哉
,
久保 尚士
,
田中 浩明
,
澤田 鉄二
,
大平 雅一
,
平川 弘聖
1大阪市立大学 大学院腫瘍外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
噴門
,
食道空腸吻合術
,
胃空腸吻合術
,
食道胃吻合術
Keyword:
Cardia
,
Gastrectomy
,
Gastroenterostomy
,
Stomach Neoplasms
pp.805-809
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009274461
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年、診断法の向上により早期胃癌の発見が増加している中で、噴門側胃切除術は噴門部領域の早期癌に対して行われ、縮小手術の一つとして位置づけられる術式である。再建術式には、(1)食道残胃吻合法、(2)空腸間置法、(3)空腸嚢間置法、(4)double tract法があるが、各再建術式間の優位性を示唆するエビデンスは乏しく、逆流性食道炎やうっ滞などの愁訴を軽減するための工夫がなされ、生活の質(QOL)の向上をめざしている現状である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009