外科における先進医療と高度医療
乳房温存療法における鏡視下腋窩郭清術
山本 滋
1
,
前田 訓子
,
為佐 路子
,
長島 由紀子
,
岡 正朗
1山口大学 大学院消化器・腫瘍外科学
キーワード:
腋窩
,
X線CT
,
内視鏡法
,
乳房腫瘍
,
リンパ節郭清
,
三次元イメージング
,
センチネルリンパ節生検
,
乳房温存療法
Keyword:
Axilla
,
Breast Neoplasms
,
Endoscopy
,
Lymph Node Excision
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Sentinel Lymph Node Biopsy
pp.604-608
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009200640
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近年、乳房温存療法の適応となる症例の多くがセンチネルリンパ節生検を施行することとなり、腋窩郭清の頻度は激減している。しかし、乳房温存手術と腋窩郭清を併施する必要のある症例も少なからず存在する。本稿では、当科で高度先進医療として認可された乳房温存手術時に整容性に優れた3~4cmの小切開にて施行する鏡視下手術手技(Rotterリンパ節を含むLevel I~IIIまでの郭清)、および独自に考案した3-D CT-lymphographyを用いたセンチネルリンパ節生検について述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009