発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006286931
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乳房温存術に伴う乳腺の部分的欠損の補填修復方法としての外科的手法は多岐にわたる.当教室では,腫瘍占居部位別に使い分けることで良好な結果を得ている.A領域では下腹部より採取した遊離真皮脂肪片移植,B領域では乳腺下溝線部腹直筋鞘付脂肪片翻転,C領域では,欠損部分の大きさに合せて,皮下脂肪やlateral tissue flap(LTF),広背筋弁移植を使い分け,D領域では乳腺下溝線部腹直筋鞘付脂肪片授動により,1期的再建を行っている.いずれも整容性に優れ,長期的に安全であり,かつ乳腺外科医が簡便に行いうる方法として有用であると思われるため,再建時の留意点を踏まえ解説を行う
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