発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009016672
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腹腔鏡下大腸手術で閉鎖式持続吸引ドレーン(J-VAC)を用いた38例を対象に、その有用性を評価した。1)術後ドレーンからの排液量の推移をみると、術後3日目に急激な排液量の低下がみられた。2)術後ドレーン関連の合併症は2例(5.3%)でみられ、その主な原因はドレナージ不足・不良によるものであった。3)術後1日目と4日目の腹部X線検査では術後ドレーン先端の移動は1例もみられなかった。以上より、J-VACは開腹手術だけでなく腹腔鏡下大腸手術においても有用と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2008