鏡視下手術におけるcontroversy 積極的な立場vs慎重な立場
胸部食道癌に対する胸腔鏡下手術 積極的な立場
小澤 壯治
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 外科
キーワード:
胸腔鏡法
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
リンパ節郭清
Keyword:
Esophageal Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Thoracoscopy
,
Esophagectomy
pp.621-624
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007243103
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胸部食道癌に対する胸腔鏡下手術を積極的に推進する立場から、現状について考察した。おもな利点として、胸腔鏡下手術では胸壁の変形や呼吸筋の障害が少ないので、呼吸機能が温存できること、胸壁破壊が小さいので出血量が少ないこと、内視鏡を用いることによる拡大視効果と共同視効果である。一方、手術適応、手術時間、手技の習得、合併症の発生率、予後など、ランダム化比較試験を含めた検討が今後必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007