3次元画像による手術支援
3次元画像の新たな可能性 コンピュータ支援仮想乳房モデルの実用化に向けて
蔵並 勝
1
,
渡邊 昌彦
,
和田 嘉一
,
福島 正雄
1北里大学 外科
キーワード:
医師臨床研修
,
コンピュータ支援学習
,
コンピュータシミュレーション
,
三次元イメージング
,
乳房温存療法
Keyword:
Computer-Assisted Instruction
,
Computer Simulation
,
Internship and Residency
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.60-64
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007098912
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乳房は体表に存在する軟部組織である。乳房手術後の客観的な変形予測は困難である。CTやMRIなどの画像データをもとに、乳房組織を単一の構造物と仮定し、正常乳房の外観変形から組織特性因子を推定し、有限要素法を用いて仮想乳房モデルを作成した。さらに体位による乳房の重力変形やインプラント手術に相当する質量変化を再現した。仮想乳房モデルの作成は術前の術式の検討が可能となり、患者の治療法への理解に有効である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007