最新 血管疾患の診断・治療
治療 深部静脈血栓症に対するフィルター留置
岩田 博英
1
,
石橋 宏之
,
太田 敬
1愛知医科大学 血管外科
キーワード:
大静脈フィルター
,
肺塞栓症
,
静脈血栓症
Keyword:
Pulmonary Embolism
,
Vena Cava Filters
,
Venous Thrombosis
pp.1303-1308
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007028376
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下大静脈フィルター留置は、今や肺塞栓症(PE)予防に不可欠な治療法になっている。永久留置型フィルターに加え、数年前から一時留置型フィルターの使用が可能となり、適応および治療体系も変化しつつある。一時留置型フィルターは永久型フィルターでみられたいくつかの問題点を克服するために開発されたが、いまだそのエビデンスは少なく、適応、挿入抜去方法など今後の検討が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2006