発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006286923
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3次元画像はCT,MRI検査ではすでに不可欠な診断技術として確立されているが,超音波においても近年の画像処理技術の向上により,かつてより格段に高速・短時間で,より高解像度な3次元画像が得られるようになった.最近開発された東芝メディカルシステムズ社製高速フュージョン3次元超音波診断法(fusion 3D法)は短時間で,Bモード3次元表示と血流3次元表示とを独立して再構成処理し,合成表示と独立した画像操作が可能である.これにより,乳腺腫瘍の立体的な特徴や,腫瘍と腫瘍血流の相互関係,治療後の変化が客観的に理解することができるようになった.今後さらなる臨床的有用性が期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2006