発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006133264
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44歳女性.患者は右乳房腫瘤を主訴とした.マンモグラフィーおよび超音波では右C領域に径1.5cm大,A領域に径1.0cm大の辺縁不整,楕円形の腫瘤を認め,穿刺吸引細胞診の結果ではいずれも悪性であった.以上より,多発性乳癌と診断し,乳頭乳輪を温存したskin-sparing mastectomyおよび遊離大網弁による同時再建を行った.その結果,病理組織学的に腫瘍はschirrhous carcinomaでER(+),PgR(+),HER II(++)と(+++)であった.術後は化学療法を行い,経過は良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006