発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005187073
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経腹腔的アプローチによる腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(transabdominal preperitoneal repair:TAPP)は,気腹下に鼠径床を観察し腹膜を切開・開放してメッシュによる鼠径床全体をカバーする手術法である.TAPPは腹腔内からの観察により再発ヘルニアの確定診断と不顕在性ヘルニアの診断が可能となる.鼠径床全体をメッシュでおおうことで大腿ヘルニアや膀胱上ヘルニアにも対応でき,同一手術創から両側ヘルニアの治療も可能となる.鼠径ヘルニアの修復にさいして身につけておきたい治療法の一つである
©Nankodo Co., Ltd., 2005