発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005156411
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症例1(51歳女性).健診で脾腫瘍を指摘され受診となった.超音波で境界明瞭,一部嚢胞を伴う内部エコー均一な腫瘍を認め,腫瘍への血流は乏しかった.造影CT・MRI・血管造影などから過誤腫,血管腫を疑い腹腔鏡下脾臓摘出術を施行した.病理診断はhemangiomaであった.術翌日から経口摂取を開始し,術後13日目に軽快退院した.症例2(53歳男性).32歳時にC型肝炎となり,内科にて経過観察中であった.超音波で境界明瞭,辺縁不整な一部嚢胞を伴う内部エコー均一な腫瘍を認め,腫瘍への血流も認めた.造影CT・MRI・血管造影などから悪性リンパ腫,過誤腫,血管腫を疑い腹腔鏡下脾臓摘出術を施行したところ,病理診断はnon-Hodgkin's lymphomaであった.術翌日から経口摂取を開始し,術後10日目より化学療法を開始した
©Nankodo Co., Ltd., 2005