発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005156408
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最近の痔核および粘膜脱手術例の検討を行った.対象は,2003年中に手術を行った肛門疾患(肛門周囲膿瘍,痔瘻を除く)52例で,内訳は痔核手術43例,ホワイトヘッド術後の粘膜脱3例,および直腸粘膜脱1例,肛門ならびに直腸ポリープやポリープ癌合併痔核5例であった.術式は痔核にMilligan-Morgan法の結紮切除術を48例,粘膜脱にSliding skingraft(SSG)を1例,環状粘膜切除術(PPH法)を1例,結紮切除術(LE法)を1例,肛門形成術(Thiersch法)1例であった.術後出血が2例に生じ,いずれも退院後に排便後の大量出血で再入院の上止血を行った.術後在院期間は殆どが2~4日で,全治までは約1ヵ月を要した
©Nankodo Co., Ltd., 2005