発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004309289
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Crohn病(CD)の基礎研究は進展し,「腸内細菌叢・上皮・免疫細胞のあいだでの情報伝達に混乱が生じて慢性的な腸の炎症に発展し,CDの病態が形成される」という知見が得られ,治療介入の対象となる標的が数多く特定されるにいたった.とりわけ,TNFαはCD病態において大きな役割を果たすことが明らかになり,それを狙った抗TNFα抗体が出現したが,患者の病悩を長期的に解放するところまでにはいたっていないのが現状である
©Nankodo Co., Ltd., 2004