発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004145206
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腹腔動脈近傍に浸潤する膵体部癌に対し,著者等は全胃を温存した腹腔動脈合併切除を伴う膵体尾部切除術を1987年以降行っている.本法は,上腸間膜動脈,下膵十二指腸動脈,胃十二指腸動脈経由で胃・肝への血流を維持する術式である.合併症が少なく術後のQOLも良好な本術式は,補助療法の充実化が図れ,従来このような症例に行われていた胃全摘や膵全摘を伴う過大侵襲手術にとってかわる術式である
©Nankodo Co., Ltd., 2003