発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004145205
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膵温存十二指腸全摘術(PPTD)は,十二指腸の出血性アミロイドーシスのようなびまん性病変と家族性ポリポーシスのような前癌状態,そしてMEN-1型患者での多発性十二指腸ガストリノーマのような,悪性であるが膵に病変が及ばない疾患に対して適応がある.その術式は,これまで十二指腸乳頭部を部分的に切除する方法や,肝癌や胆嚢癌の十二指腸浸潤や乳頭部腫瘍などで十二指腸を部分切除する方法など数多く報告されている.そこで,定型的な十二指腸全摘術について述べた
©Nankodo Co., Ltd., 2003