発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004145207
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脾動静脈及び脾臓を温存した膵体尾部切除術は着実な広がりをみせている.適応は,慢性膵炎,膵体尾部の良性或いは良悪性境界腫瘍性病変,IPMTなどである.手技の要点は,Toldtの癒合筋膜を脾静脈の長軸方向に沿って切離し脾静脈後面を露出し,脾静脈を膵から剥離する操作を,想定膵切離線あたりから脾臓に向かって行うことである.総じて,安全で確実な方法であり,今後とも広く施行されていく術式である
©Nankodo Co., Ltd., 2003