発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004039733
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膵癌患者にとって最も利益がある治療法を選別する試みとして,RCTが必要である.しかし,膵癌は他の消化器癌と違って難治性であるためにRCTを計画しにくく,またRCTに対する患者のインフォームド・コンセントが得られにくいなどの問題点があった.そのため,施設ごとに様々な工夫を行い治療成績の向上を目指す試みが長年にわたって行われてきたが,21世紀になってもなお標準治療が確立していない.したがって今後は,これらの現状を鑑み,積極的なRCTの遂行が更に必要であると考えられる
©Nankodo Co., Ltd., 2003