発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004039732
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胃外科はRCTが比較的数多く行われている分野といえる.胃癌に対するリンパ節郭清の意義に関する研究はいくつもの臨床試験が行われ,それらを通じて腫瘍外科におけるRCTのむずかしさと問題点が浮き彫りになった.消化管再建法の評価も数個のRCTが行われたが探索的試験に過ぎず,質は落ちる.胃癌の補助療法を比較する臨床試験は胃の分野で最も数多く行われたRCTであるが,手術の質により補助療法の意義は異なると考えるべきで,今後の試験において注意が必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2003