発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005013142
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進行食道癌の治療成績は,高用量のCDDPと5-FUを用いた同時化学放射線療法によって放射線単独治療と比較して向上が認められ,手術成績と匹敵するような治療成績が収められるようになった.米国では同時化学放射線療法が進行食道癌の標準治療とされるようになったが,米国と比較して腺癌の頻度が低いこともあり,本邦ではいまだ標準治療として認知されるにいたっていない.そこで本稿では,進行食道癌の化学放射線療法の進歩について概説するとともに,問題点についても言及する
©Nankodo Co., Ltd., 2004