発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003163844
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右肝生体部分肝移植例のレシピレント,左肝生体部分肝移植例のドナー,中肝静脈(MHV)を処理した肝切除例を対象に,超音波パルスドプラを用いて肝内静脈の吻合形成過程を経時的に観察してMHV再建の適応について検討した.その結果,術中にMHVをテストクランプしV5,V8が逆流する例,to & fro movementを示す例は,術後1週間以内にMHVとRHVで肝内吻合が形成され再建が不要であった.一方,V5,V8にDoppler signalを認めず,門脈右前区域枝が逆流する例では再建を要した
©Nankodo Co., Ltd., 2003