発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002244556
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70歳女.肛門部痛を主訴に受診した.直腸指診で肛門縁より口側の7~8時方向に潰瘍を伴う腫瘤を認めた.注腸造影では肛門縁の不整所見が認められ,大腸内視鏡では肛門下部中央に潰瘍を伴う腫瘍を認めた.腫瘍の生検で肺小細胞癌類似の組織像を認め,未分化扁平上皮癌或いは類基底細胞癌の可能性を考えた.腹会陰式直腸切断術+D2リンパ節郭清を行い,摘出標本の病理組織学的所見から類基底細胞癌と診断した
©Nankodo Co., Ltd., 2002