発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002214345
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75歳男.貧血精査のために行った上部消化管内視鏡で胃前庭部の隆起性病変を指摘され,生検で高分化腺癌と診断された.入院後の上部消化管内視鏡検査では胃腫瘍の十二指腸内への脱出と考え,ポリペクトミー用スネアーをかけ,胃内に引き出したが,腫瘍サイズ,形状,腫瘍の局在からD1+αリンパ節隔清を伴う幽門側胃切除術を行った.切除標本では,幽門から約1cm口側に43×25×27mmの広基性の有茎性隆起性病変がみられ,病理組織学的にはtub 1,m,ly(-),v(-),ow(-),aw(-),n 0であった
©Nankodo Co., Ltd., 2002