発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002003950
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10ヵ月,女児.生下時,第1,2鰓弓症候群と診断され,2~5腰椎の脊椎奇形も認められた.嘔吐を認め精査加療目的で入院した.左側腹部に比較的柔らかい可動性良好な腫瘤を触知した.画像所見から卵巣嚢腫を疑い,入院3日目に手術を施行した.嚢胞は腸管と密に接しており,嚢胞のみ切除は不可能と判断し,回盲部切除を施行した.病理組織学的所見により,回腸重複症と診断した.経過は良好で,術後12日目に退院した
©Nankodo Co., Ltd., 2001