発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002081903
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44歳女.1997年に食道アカラシアの診断で,8回に及ぶ内視鏡的拡張術を施行されたが,約1ヵ月しか効果が持続しなくなった.胸腹部単純X線所見,上部消化管造影,上部消化管内視鏡造影から,紡錘型,III度の食道アカラシアと診断した.頻回の拡張術による食道周囲炎や癒着が懸念されたが,比較的容易に腹腔鏡下Heller-Dor手術を施行する事が可能であった.疼痛も少なく,早期に社会復帰が可能であった.腹腔鏡下手術をより早期に導入する必要があると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001