発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006078595
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食道アカラシアに対する腹腔鏡下手術は1991年にShimiらが筋層切開術をはじめて報告し,現在では腹腔鏡下Heller-Dor法などが広く施行されている.当教室では1999年以降,26例のアカラシア患者に腹腔鏡下手術を施行した.全例で通過障害の改善を認め,内圧検査でも下部食道括約筋静止圧は術前平均48mmHgから術後18mmHgへと低下した.確実な治療効果と低侵襲という利点から,腹腔鏡下手術は今後アカラシア治療の第一選択になりうると思われる
©Nankodo Co., Ltd., 2005