発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001200921
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膵臓では末梢膵管からラ島が分化してくることが示唆され,膵管上皮細胞がラ島の幹細胞として注目浴びていた.昨年,この仮説を証明する実験結果が相次いで報告された.フロリダのPeckらはNODマウスの膵管から誘導したラ島を用い,血糖値のコントロールに成功した.ボストンのBonner-Weirらはヒトの膵管上皮からインスリン産生細胞の誘導に成功している.再生ラ島を用いたラ島移植への道が開かれ始めている
©Nankodo Co., Ltd., 2001