発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001199558
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骨髄間葉系幹細胞は多分化能を持つことが知られ,骨芽細胞,軟骨芽細胞,脂肪細胞等に分化することが知られていたが,近年の研究により心筋細胞に分化誘導できることが明らかとなった.骨髄由来の心筋細胞は自己拍動し,胎児型心室筋型の表現形を示した.活動電位は分化に伴い洞結節型から心室筋型に移行し,カテコーアミンα1,β1,β2受容体の発現も観察された.骨髄由来の心筋細胞を利用した細胞移植による心不全治療への応用が期待されている
©Nankodo Co., Ltd., 2001