発行日 2001年1月1日
Published Date 2001/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001149306
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内視鏡的手術が甲状腺外科領域にも導入され,急速に発展してきた.女性の多い疾患であり常に露出された前頸部に手術創の入るこを考えると当然とも言える.既存腔のない前頸部の手術操作腔作成法は,吊り上げ法とCO2送気法に分けられる.又,切開創と甲状腺へのアプローチ法も鎖骨下前胸壁,乳輪近傍,腋窩,顎下部法などが行われている.いずれも,工夫,改善を加えつつ,安全で,美容上のみならず侵襲面でも極めて有用性のある術式である.著者等の吊り上げ法による内視鏡的甲状腺切除術を中心に本分野の動向と将来の展望について述べた
©Nankodo Co., Ltd., 2001